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ミクロガードを買おうと決めたあと、最後に立ち止まるのがここです。スタンダードとプレミアム、どちらを選べばいいのか。
違いは生地の細かさです。
ダニを通しにくくするところまでで足りるならスタンダード。ダニの死がいやフン、繊維くずといった細かいものまで抑えたいならプレミアムです。
この記事では、2つの差を織りの細かさと価格で並べ、どちらを選ぶべきかを条件別に整理します。
スタンダードとプレミアム、何が違うのですか?
公式のよくある質問では、いちばんの違いは「生地」だと説明されています。
プレミアムは風合いと帯電の面に手を入れ、働きを高めたもの。スタンダードは基本の役目を残しつつ、手に取りやすい価格にしたものという位置づけです。
どちらも高密度に織った生地で、防ダニ剤は使っていません。薬に頼っていないので、洗っても働きが落ちにくい作りです。この点は、選ぶうえでの土台になります。
数字で並べると、こうなります

| 項目 | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|
| 狙い | ダニを通しにくくする | 細かいホコリまで抑える |
| ダニの通り抜け | 抑える設計 | 抑える設計 |
| 死がい・フン・繊維くず | 多少は通ります | 抑える設計 |
| 静電気の対策 | なし | あり |
| 触り心地 | やわらかめ | なめらか・つるつる |
| 価格 | 手ごろ | 掛け布団カバーで15,400円から |
価格は税込の表示です。時期で変わりますので、最新は公式でご確認ください。
大きさの話をすると、分かりやすくなります
ダニの体長は200から300マイクロメートルほどです。スタンダードは、この大きさが繊維のすき間に入り込めない密度で織られています。
いっぽう、ダニの死がいやフンは数十マイクロメートルの世界です。ダニ本体の10分の1ほどの大きさになります。
プレミアムは、この細かいものまで通しにくくすることを狙った生地です。ダニそのものか、その先の細かいものまでか。ここが分かれ目です。
マイクロメートルとは、どれくらいですか?
1マイクロメートルは1ミリの1000分の1です。数字だけでは想像しにくいので、身近なものに置き換えます。
髪の毛の太さがおよそ80マイクロメートル。ダニは200から300ですので、髪の毛の3倍前後の太さになります。目をこらせば見える大きさです。
いっぽう数十マイクロメートルは、髪の毛より細い世界です。肉眼では見えません。スタンダードは前者を、プレミアムは後者までを狙っている。そう考えると、差がつかみやすくなります。
表示は信じてよいのですか?
寝具のカバーには表示の決まりがあります。
消費者庁の家庭用品品質表示法にもとづき、繊維製品には組成や取扱いの表示が義務づけられています。売る側が好き勝手に書ける世界ではありません。
ただし「高密度」という言葉そのものに、法で決まった基準があるわけではありません。だからこそ、織りの細かさが何を狙ったものかを見て選ぶ必要があります。
買う前に見る数字
迷っている時間の多くは、この表で終わります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 素材 | ポリエステルの極細繊維を高密度に織ったもの |
| 薬剤 | 防ダニ剤は使っていません |
| 洗濯 | 家庭の洗濯機で洗えます |
| 乾き | スタンダードは速乾。その日に洗ってその日に使えます |
| 生産 | スタンダードは生地から縫製まで国内 |
| 価格差 | プレミアムのほうが高め |
どちらから始めるのがよいですか?
1枚目は掛け布団カバーです。理由が3つあります。
1つ目は、顔にいちばん近いこと。呼吸する場所に接しているのは掛け布団です。
2つ目は、動きが大きいこと。寝返りのたびにめくれ、空気が出入りします。
3つ目は、効果を実感しやすいこと。触り心地の変化がすぐ分かるので、続けるかどうかの判断がつきます。
1枚使ってみて納得できたら、敷き、枕と足していく。この順番なら無駄がありません。
薬を使っていない、という点がいちばん大きい
防ダニをうたう寝具には、薬剤を生地に加えたものもあります。
ミクロガードは、織りの細かさだけでダニを通しにくくする作りです。薬に頼っていないため、洗濯を重ねても働きが落ちにくいとされています。
ここはスタンダードもプレミアムも同じです。安いほうを選んでも、この点で差はつきません。生地の仕組みはミクロガードを何から揃えるかの記事でも触れています。
触り心地は、はっきり違います

スタンダードは、機能を絞ったぶん風合いがやわらかいとされています。ふつうの布団カバーに近い感触です。
プレミアムは、より細かく織り上げるぶん、表面がなめらかになります。ひんやりとした、つるつるした触り心地です。
つるつるが弱点になる場面
なめらかさは、すべりやすさでもあります。
掛け布団にプレミアムを使うと、体の上ですべって落ちやすくなることがあります。寝返りが多い方は、この点を知っておいてください。
対策は簡単で、敷き側か枕にすべりにくい素材を組み合わせることです。上下ともつるつるにしないほうが落ち着きます。
洗ったあと、乾くまでの差
意外と暮らしに響くのが、乾く速さです。
スタンダードは速乾性があり、その日に洗ってその日に使えるとされています。洗い替えを持たずに1枚で回したい方には、この点が効きます。
厚みのある天然素材のカバーだと、朝洗って夜に間に合わないことがあります。そこと比べると、扱いは楽です。ただし、乾燥機は生地を傷めます。どちらのラインでも、表示に従って自然に乾かしてください。
静電気の対策があるのはプレミアムだけです
冬に布団をめくるとパチパチする。あの現象を抑える工夫が入っているのはプレミアムのほうです。静電気はホコリを引き寄せます。
細かいホコリを抑えたい方にとっては、生地の細かさと合わせて意味のある差になります。
逆に、冬でも静電気が気にならない住まいなら、ここは判断材料になりません。加湿している部屋や、木造で湿気が残りやすい住まいでは、そもそも起きにくいためです。
自分の部屋で冬にパチパチするかどうか。それだけで判断がつきます。
枕カバーだけ先に試す手もあります
いきなり掛け布団カバーに1万5千円は重い。そう感じる方には、枕カバーから入る手があります。
枕カバーは値段が手ごろで、顔がいちばん長く触れる場所でもあります。触り心地が自分に合うかどうかを、少ない出費で確かめられます。
ここでプレミアムのつるつる感が好きだと分かれば、掛けもプレミアムで迷いません。逆に「思ったより滑る」と感じたら、掛けはスタンダードにする判断ができます。
1枚1,000円台から数千円の出費で、4万円の買い物の失敗を防げます。
正直に言うと、スタンダードで足りる人は多いところです
売る側としては高いほうを勧めたくなりますが、正直に線を引きます。
寝室にホコリが立つのが気になる、というくらいの動機であれば、スタンダードで十分です。ダニを通しにくくするという本体の役目は果たします。
価格差のぶんを、掛け・敷き・枕と点数を増やすほうに回したほうが、部屋全体としては効きます。1点だけ高いものを使うより、寝具一式をそろえるほうが理にかなっています。
プレミアムを選んだほうがいい人
① 細かいホコリまで気にする方
掃除をしても寝室の空気が気になる。そういう感覚がある方は、死がいやフンまで抑える設計のほうが納得できます。
② 冬の静電気が気になる方
パチパチが起きやすい住まいなら、対策が入っているぶん快適です。
③ 触り心地にこだわる方
なめらかな生地が好きなら、プレミアムのほうが好みに合います。すべりやすさだけ承知したうえで選んでください。
あなたの場合は、どうすればいいか

| こんな方 | 選ぶもの |
|---|---|
| まず試してみたい | スタンダード |
| 寝具一式をそろえたい | スタンダード(点数を増やす) |
| 細かいホコリまで抑えたい | プレミアム |
| 冬の静電気が気になる | プレミアム |
| いまのカバーを使い続けたい | プロテクター(内側に入れる型) |
買い替えの目安はありますか?
薬に頼らない作りなので、洗ったから働きが落ちる、ということはありません。
替えどきは、生地そのものの傷みで判断してください。目が粗くなってきた、糸が飛んでいる、薄くなって向こうが透ける。こうした状態になれば、織りの細かさは保てていません。
毎日使って週に1度洗うなら、数年は持つ想定で考えておけば足ります。1日あたりに直せば数円の世界です。
もう2つの選択肢もあります
ラインは4つあります。残る2つも簡単に触れておきます。
モイスチャーはレーヨンを使ったもので、しっとりした風合いです。広い生地から作るため、肌に触れる面に継ぎ目がありません。キングサイズまで用意があるのもこのラインだけです。
プロテクターは、いま使っているお気に入りのカバーの内側に入れて使うものです。柄物や天然素材のカバーを手放したくない方向けになります。機能はスタンダードと同じ位置づけです。
一式そろえると、いくら違いますか?
1枚あたりの差は数千円でも、一式そろえると効いてきます。
掛け布団カバー、敷き布団カバーかボックスシーツ、枕カバー。この3点が基本の組み合わせです。
プレミアムの掛け布団カバーは15,400円からですので、3点そろえると4万円を超えます。スタンダードなら、その差額でもう1点買える計算になります。
寝具は毎日使うものなので、長い目で見れば高い買い物ではありません。ただ、最初から全部そろえる必要もありません。
ホテルでも使われています
プレミアムには、外資系ホテルの客室寝具として採用された実績があります。
ホテルの寝具は、毎日洗って毎日使われます。その環境で選ばれているという点は、生地の丈夫さを測る材料になります。家庭での使い方はもっと穏やかですので、日常の洗濯で傷む心配は小さいと考えてよいところです。
混ぜて使ってもいいのですか?
問題ありません。
肌に触れる時間の長い掛け布団だけプレミアムにして、敷きと枕はスタンダードにする。こういう組み方をしている方もいます。
ただし触り心地が変わりますので、同じ寝床で混ぜると差を感じる場合があります。気になる方は、そろえたほうが落ち着きます。
洗い方は同じですか?
どちらも家庭の洗濯機で洗えます。表示に従ってください。
スタンダードは速乾性があり、その日に洗ってその日に使えるとされています。洗い替えを持たずに回したい方には、この点が効きます。
洗い替えの枚数は洗い替えは何枚必要かの記事で整理しています。
買う前に確かめておく3つ
ここまで読んで前に進む方は、注文の前にこの3つを見ておいてください。
1つ目は、いま使っている布団かマットレスの実寸です。表示ではなく、メジャーで測った数字を使ってください。
2つ目は、掛け・敷き・枕のどれから始めるかです。1枚目は掛け布団カバーがおすすめです。
3つ目は在庫です。サイズとラインの組み合わせによっては、時期で欠けることがあります。
いまの価格と在庫は、【ミクロガード】の公式ページで確かめてきてください。答えはここまでで出しました。
よくある質問
防ダニのシーツやカバーは、使う意味があるのですか?
意味があります。高密度に織った生地は、ダニが繊維のすき間を通り抜けにくい構造になっています。布団の中のダニが表面へ出てくるのを抑える役目です。
ただし部屋の掃除や換気の代わりにはなりません。寝具まわりで打てる手の一つ、という位置づけで考えてください。
布団カバーにダニはいるのですか?
寝具はダニにとって条件のそろった場所です。人のフケや皮脂が落ち、湿気もこもります。カバーを高密度のものに替えると、布団の内側と表面のあいだに1枚の壁ができます。
あわせて、カバーをこまめに洗うことが効きます。洗える生地を選ぶ意味はここにあります。
途中でプレミアムに買い替えられますか?
できます。同じ寸法の体系ですので、スタンダードで使っていたサイズをそのまま選べます。まず1枚スタンダードで試し、気に入ったら掛けだけプレミアムに替える。この進め方が失敗しにくいところです。
どちらが長持ちしますか?
どちらも薬に頼らない作りなので、洗濯で働きが落ちにくい点は同じです。生地の傷み方は使い方次第になります。乾燥機や高温は避け、表示に従って洗ってください。
いま使っているカバーの上から重ねられますか?
重ねる使い方をしたいなら、プロテクターという型が用意されています。いまのカバーの内側に入れて使うものです
スタンダードやプレミアムを外側から重ねると、布団がふくらんで見た目が変わり、留めるひもも合わなくなります。重ねたいなら、その用途の型を選んでください。
子どもの寝具に使えますか?
使えます。薬剤を使っていない点は、小さなお子さんの寝具でも安心して選べる材料になります。サイズだけ、お子さんの布団に合うものを測ってから注文してください。
まとめ
スタンダードとプレミアムの違いは、生地の目の細かさです。
ダニを通しにくくするところまでで足りるならスタンダード。死がいやフン、繊維くずといった細かいものまで抑えたいならプレミアムです。
迷ったら、まずスタンダードを1枚。それで物足りなければ、掛け布団だけプレミアムに替える。この順番なら、無駄になりません。
どちらを選んでも、薬に頼らない作りである点は変わりません。そこがこの生地のいちばんの持ち味です。
